M家の皆さまへ
日記が一週間、滞ってしまった。
毎日書くと言って三日目に一日飛ばし、今度は一週間である。順調に悪化している。急に具合が悪くなる。ただ、続いているものを一度切らすと再開に妙に気合いが要るもので、その気合いを出さずにぬるっと戻ってくるのが、長く続けるコツなのだと自分に言い聞かせている。というわけで、ぬるっと再開する。させてください。
再開にあたって、まず読者のことを考えたのだが、この日記、読者の8割がM家一族である。あとはS君、レイ君(お元気ですか)
M家の方々が、兄弟から親御さんまでこれを読んでくれているらしい。日記というのはもう少し不特定多数に向けて漏れだしていくものだと思っていたけれど、僕の場合、ほぼ特定一族に向けて書かれている。回覧板に近い。ほぼ嬬恋限定。
そのM家の兄弟たちのことを、前から少し不思議に思っていた。
みんな若いのに、妙に堂々としているのだ。物怖じしないとか、声が大きいとか、そういうことではない。年上に囲まれても、初対面の場でも、自分がそこにいることを疑っていない感じがする。自己肯定感が高い、と言ってしまえばそれまでなのだが、ああいうものはどこから来るのだろう。
思い当たることが、ひとつある。お父さんとお母さんが、とにかく良い人なのだ。ご両親とちゃんと話したことは、実はほとんどない。それでも知っているのは、子どもたちがよく親の話をするからで、エピソードの中身より、親のことをあれだけ楽しそうに語れるという事実のほうに、すべてが出ている気がする。
親のことを安心して語れるというのは、何をしても見ていてくれる人が家にいた、ということでもあるのだろう。
堂々とするというのは、自分を強く信じることではなくて、まなざしを向けてくれる人が何人かいる、ということなのかもしれない。それなら、あの落ち着きにも説明がつく。